2015年11月10日火曜日

BOVGATEI賞


長かった展も終わりを告げ
作品が搬出された店内は祭りの後の静けさに包まれています。

さて
最後になりましたBOVGATEI賞をお知らせいたします。

去年までお出ししていた忘我亭アート賞ですが、今年は該当者がありませんでした。
かわりに特に私たちを感動させてくれたアーティストに焦点を当ててみました。
このBOVGATEI賞は、作品のみだはなく「アーティストのパフォーマンス」まで考慮したものとなります。

BOVGATEI賞


A.所孝一さん+香織さん=トコロズさん

椎間板ヘルニアになり絶対安静の診断をうけたにもかかわらず、わたしたちの「もう諦めたら?」という悪魔のささやきにもめげずに「チャシツE=mc2 」を作り上げました。
その陰には奥さまの香織さんの助けもありました。
ですので…二人合わせた「トコロズ」さんに。。。忘我亭ディナーワイン付き、ご招待いたします。

(また、所さんは他のアーティストの困難な設置を手伝ったり、はしごを快く貸したり・・・
その貢献度は計り知れないものがありました)


B.竹渕喜博さん

富山から今回の作品のためにスーパーカブで50kgのガラス作品を乗せて安房峠を越え地道で来たガッツ。
でも、そのガラスを使わず前夜「飴を使ったインスタレーション」に挑戦。
10kgの砂糖を使って30枚のスクエアーを実家のお勝手で作り、忘我亭の森に下げました。
作品群「飴ロード-変容する森」は残念ながらほぼ3日で溶けたり落下して、地面に消えてゆきました。
ほとんどの人の目に留まることはありませんでした。

けれどもその着眼こそ「着想は眠らない」そのものだと思いました。
数少ない鑑賞者は、眼に舌に耳に鼻に指先に心に。。。希有な作品の面白さを五感で感じ取ることができました。
竹渕さんには、天才ガラス作家、高橋禎彦氏の作品と、本人の作品(大きくないもの)を一年間展示する権利を差し上げたいと思います。


C.川口淳子+こうぞうさん

はれの婚約の日。 
こんにゃく指輪を手渡し・受け取りながら、森での作品作りに励みました。
タイトルはいまのシンプルな心境そのものを表す「今」でした。
賞品は新居で使える器です。


また、参加してくださったみなさんには、どこかのタイミングで出品をお願いするやもしれません。
その際にはどうぞよろしくお願いいたします。
みなさんとみなさんの作品に出会えてよかった!!
また、来年ご一緒できたらうれしいです。

心からの御礼を込めて。
















0 件のコメント:

コメントを投稿