とうとう最終回になりました。
これで「第3回着想は眠らない」展の全作品の紹介を終わります。
↓たくさんの「咲クヒト」平面シリーズから踊り出して、立体になりました。
咲クヒト-サクサク…木を削ってゆく小気味よい音が聴こえてきそうです。
「咲クヒト」ひらばやしよしお 木・針金 他 |
↓眺める・触れる・耳を澄ます・味わう・かぐ…
それらは皆の五感に訴えながら 刻々と変化し。ついには土に溶けてゆきました。
「飴ロード-変容する森」竹渕喜博 飴 |
↓陽に透かして撮ってもすてきなのですが、陽に照らされても色合いがくっきり。
手染めのあまり糸が踊る織り織りの世界
「忘我亭の森」小島秀子 額…薗部秀徳-作 織糸 |
↓完全な人間なんて存在しない。どんな人間もどこか欠損してできている。だからこそ見えてくる「不完全なる美」。壊れたモノの中に美しさと刻まれた時間を凝縮しました。
「不完全なる 4」二村元子 粘土・鉄古材・弁柄 他 |
「碧色」小野寺理英子 羊毛フェルト |
↓忘我亭室内の小窓をジャックして、果てしない生物の輪廻を表しました。生きては死ぬを繰り返す命のつながりを、上下にしつらえた鏡が手助けしています。
「数珠つなぎクリーチャー」HiroRing ハーティーソフトクレイ・アクリルガッシュ・ミラー・テグス |
↓頃はちょうど稲刈りの時季。虫たちにとってふわふわの薦は絶好の冬眠場所。しかし人間が考えるように自然の摂理に従って眠りにつくのか否か…もしやそこは異次元への入り口かも知れず…薦をとおしてあちらとこちらの世界を行き来する虫の魂を想念しました。
「冬眠」こよみ丸 菰・フィルム・木製洗濯ばさみ |
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