2016年10月26日水曜日

第4回「着想は眠らない展」作品紹介⑥



吉野剛広 「まむしの森」
大きいサイズの部

木・油彩

森には言葉が満ちている。
その言葉は、自分は何者かという問いへの示唆を与えてくれる。
ぼくの心の中に住んでいる
まむしの形をした不思議な森。



杉本ひとみ 「きいてみる?」

押し型成形・くり抜き

脳ミリ直通電話があったとして
聞こえるのは言葉なのか?

コトバを使うのは本当にじれったい。
"この感じ"を100%伝えられない。
だから私は作品を作る。
自分の脳内をさらけ出すはずかしさはあるけれど
コトバを介するよりホンモノな気がする。



岡野里香 「A  Novel」

陶芸//紙に泥しょうをつけて焼く・酸化銅・洋白ガラス

たくさんのコトバを永遠のカタチに。
文庫本のページを破り、泥しょうをつけて乾かす。
1230℃で焼成。

忘我亭注//もう1点「Cloud of Words」(森設置)も出品




HiroRing  「ぬらりんぼ」(付属本/ぬらりんぼの飼い方)

樹脂粘土(Hearty Soft)・アクリル絵具・つけマツゲ

オリジナルキャラクター「ぬらりんぼ」は
頭とお尻だけの不思議生物です。
どうぞ手に乗せて遊んでやってください。
今回は、謎の生態と飼育方法を紹介した
初の書籍『ぬらりんぼの飼い方』を添えました。



杉原倫子 「drown in you」

ガラス/ムリーニ技法・キルンキャスト

香りは時に人を惹きつけ、好印象を与える。
コトバはなくても、互いに興味を持ち
いつの間にか相手に溺れてしまう。
そんなイメージで制作しました。



S.MOROZUMI  「無題」

合板・木・ペンキ・カタツムリ

人間ーことば
ことばのない世界は想像できない。



五味千秋 「スチールの腑」

ソーチェーン

はがね(スチール)の連鎖で
有機体な形を表現してみました。



濱島弘枝 「人・ひと・ヒト」

和紙・ポスターカラー・テグス・ビーズ

・「無限」という言葉にしようと思ったけれど
時々自分を励ましてくれる言葉にしました。
・友達よりもらった和紙(の紐)があったので利用してみました。
・もっと本を読んでおけばよかったと後悔しました。
・「怠け者は夕方忙しくなる」を実感。
毎度のことなれど…




小野寺理英子 「想い 〜人魚姫より〜」

紐・ガラス・ビーズ・貝・珊瑚・鱗・フェルト

月夜の 下
蒼い 海の底
叶わぬ 想いは 泡となる
届かなかった コトバと共に…



Rai  「 राग 」

11/6(日)1:30 より舞踊LIVE

はじめに音があった。
コトバになったとき
物語を紡ぎ出す。

忘我亭注//
*タイトルの「 राग 」は「感情等色々な意味が含まれているのですが
音楽で言えば旋律のようなニュアンスです」とのことです。

*展の最終日 1:30PMより 舞踊があります。
  この舞踊がRaiさんの作品となります。



所孝一 「言鐸」

朴の実・ネット・泥土・その他

言葉が言葉になる前の衝動のようなものを
作品にしました。


こよみ丸 「コトダマサマ」

風船・和紙・新聞紙・糊

一度口から発したコトバは宙を翔ぶ。
それはブーメランのように魂を持って自身に返ってくる。
コトバがコトダマになりえる一瞬である。

和紙と新聞紙で作った15個の風船張り子。
15名の参加者に一人一つずつ渡した張り子の中に
各々のコトバを吹き込んでもらい、コトダマとする。
順次積み上ってゆくコトダマをかぶることでコトダマサマと化すという
work-in-progress.

画像は15人目で完成したコトダマサマ。
1個目から15個目までの進行状況が作品となる。
追って別ページにて。




















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