2014年11月4日火曜日

「着想は眠らない」展…作品のみどころ//その6

「着想は眠らない」展…作品のみどころ
最終回になりました。



【加藤委「青色の・・・」】

水彩絵の具

陶芸界の風雲児 加藤委さんをこの場にお呼びできただけでもすごいことです。
そして陶芸一本の委さんが、水彩画に挑戦された!!  ということだけでも
もうもうそれはすごいことです。原画は忘我亭にて!!  サインのみご紹介。












【我妻珠美「こころの目でみること」】

磁土

別名「おめんちゃん」と呼ばれています。最近とくにメールやSNSなどがコミュニケーションツールとして先端を行き、目と目を合わせて会話をすることがなくなりました。時代の流れに想を重ね合わせ、メッセージ性をこめた作品に仕上げました。薄い磁土が割れることなく窯から出たときのよろこびはいかほどだったでしょうか。










【HiroRing「BUDORI」】

モール・フェイクプランツ・樹脂粘土・アクリル絵の具

とある日の落書きから生まれた「ブドリ」。材料に工夫を重ねて立体にしました。
アオムシやテントウムシ、モンシロチョウ、ハエトリグモなど、ブドリの楽園には自然のいとなみにあふれた脇役たちがたくさん登場しています。
19羽のブドリのしぐさやサインも必見です。










【MAKURA「Brilliant」】

アクリルガッシュ・切り絵・パステル

最近はじめた切り絵をアクリルボードの上に載せました。
とどまることのない、刻々とかわりゆく移ろいの中で、一瞬の「いのちの輝き」を切り取りました。この美しさはもう明日にはないと知りつつ。











【文鳥。「雪の朝」】

ウッドバーニング

板に電熱ペンで焦がしながら描いていきます。
ご自宅に来るリスを観察。毛の先にも雪が舞い降りている朝の情景です。手に持っているのは自作のどんぐり。庭で拾ったものではありませんよ。











【濱島弘枝「参加者「B」」】

テグス・砂(サハラ砂漠の)・おがくず粘土(もくねんさん)ポスカ・色鉛筆・不透明絵の具

経験からうまれた着想をふくらませて、額の中に開花させました。
額の周りには53名の参加者全員の名前がコラージュされています。同時期に励んでいるであろう残る52名を尊敬の念を持って想い、時計として埋め尽くしました。











【河西啓太「fall【秋】」】

木・音響機器

立秋のころ、作り込みすぎて1つ目の額を「消滅」させてしまった作者。2つ目の額をお送りしましたが、もはやそこには自身が入れ込んだ「額」の面影はなかった…
1つ目と2つ目の額の間で揺れ動いた心を詩にして、朗読するという方法をとりました。2つ目の額は単に「モノ」としてスピーカーの縁にするという着地をみつけて。













【所孝一「額オクリ用の座面付き御柱「ヒカリゴロウ」」】

粘土・山砂・白セメント・ベンガラ 等

課題の額は立体額になっています。その奥行きを利用し、中に粘土をつめて134枚の日干しれんがをつくりました。
額の中の空白が、れんがという実体になって表れ、それを螺旋にして森につきたたせる着想。ミニチュア模型を作って、日々想を練りました。









【こよみ丸「ヴィーナスの誕生」】

麦わら帽子・雑誌・ダンボール・アクリル・発泡スチロールのヘッド


鉛筆で戯れに描いた線でも、額に入れると作品として見えることがままあります。そこで…もしも、額がそれを作品としてグレードアップさせるという仮定が成り立つならば、ヒトはどうなのか。ヒトの顔を額装すれば美男美女が出現するのか…というのが始めにありました。ギャラリーの皆さんが着装することで成り立つ作品。答えは笑顔の中に…

































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